【開催報告】女性管理職ネットワーク「WE-Net福岡」10期生 第1回定例会(2023/7/14) - 一般社団法人WE-Next

【開催報告】女性管理職ネットワーク「WE-Net福岡」10期生 第1回定例会(2023/7/14)

【日 時】 2023年7月14日(金) 13:30~17:00
【場 所】 九州経済連合会大会議室
     (福岡市中央区渡辺通2丁目1番82号 電気ビル共創館6階)
【出席者】 33名(10期生は25名)
【特別講演ゲスト】 
      株式会社羽生プロ 代表取締役社長 羽生祥子様 
     (zoomによるオンライン参加)
【内容】
 1.高見代表より開会のご挨拶 
 2.10期メインテーマ・探求テーマ発表
 3.特別講演(羽生祥子様)
 4.トークセッション(羽生様×高山副代表×10期メンバー代表)
 5.グループワーク
 6.高山副代表より閉会のご挨拶



女性管理職ネットワーク「WE-Net福岡」10期生第1回定例会を開催。
いよいよ10期生の本格的な活動がスタートしました。オブザーバー・サポーター・事務局の皆様のご協力により無事に開催することができましたこと、厚くお礼申し上げます。
今回は、『特別講演によりメインテーマの考察を深める』『グループワークにより取り組みたいテーマを見つける』というゴール設定で、臨場感のあるリアルと利便性を活かしたオンラインのハイブリット形式で会議を実施しました。


【開会のご挨拶】
「私たちのミッションは、次世代の方々のために組織・地域の中にある多様性が受け入れにくい世の中の構造を変えていく・解消していくプラクティショナー(実践者)となること。 また、10年間で多様性やジェンダーに関する論点は変化しており、日本はジェンダーギャップランキング125位であるという危機感を共有しながら、みなさんと意義のある1年にしたい。」「10期生メンバー自身のらしさを活かしたリーダシップの開発にも繋げてほしい。」と、高見代表より激励のお言葉をいただきました。


【メインテーマ・探求テーマに至るまでのプロセス】
10期のメインテーマは『Well-Being 多様性と相互理解のある社会実現』に決定!
オリエンテーション時のグループワークディスカッションテーマであった「みんなが幸せに一歩近づくためにあなたがジェンダー・多様性の軸で考えたいことは何ですか?」を起点に検討・考案したものです。「幸せ」の共通キーワードとして浮かび上がってきたものが「Well-Being・多様性・相互理解・会社成長」でした。                       具体的な探求テーマを検討する中で、10期生の実体験や関心に基づいて課題を抽出、キーワードをグルーピングし整理、課題がより多く挙がった上位4つの多様性を選出しました。
探求テーマ : ① 性別 ② 価値観 ③ 年齢 ④ SOGI(性的指向・性自認)


【特別講演ならびに質疑応答】

現在は、内閣府・厚労省の有識者委員としてご活躍され、日経×woman客員研究員や「多様性って何ですか?」の著者 羽生祥子様より、「なぜ企業に多様性が必要なのか~多様性と相互理解のある社会実現~」について、前半は、理論編と最新情報、後半は、実践編とこれからのリーダーが知っておくべきことをお話いただきました。

<主な内容は以下のとおり>                                    
・ 男女のペイギャップ
・ 各国の企業役員に占める女性比率
・ 女性活躍推進の最新ルール
・ ジェンダー・ダイバーシティの利点   
・ 多様性とイノベーション発生の関係性
・ リーダーが知っておくべきD&Iマネジメント
最後に、羽生祥子様より 「ものさしを変える挑戦をしてほしい。画一的な組織に違う声を届ける勇気を持ってほしい。」 と10期生に熱いメッセージが送られました。

<質疑応答>
・ リケジョの採用活動と裾野拡大
・ 人材の多様性におけるマネジメントの大切さ


【トークセッション】

ファシリテーター:10期メンバーのもと、3名(羽生様・髙山様・10期メンバー代表)による トークセッションを行いました。まずは、「自己紹介」「特別講演の感想」「それぞれが考えるWell-Being 」 について各々の思いを語っていただきました。
■羽生様 : 組織の従業員にとってのWell-Beingは自分が選んだと思える環境があること。人の成長意欲を尊重すること。
■髙山様 : スキップで出社したくなるような感じ…ポジティブでエンゲージメントが高く、
     自己キャリアの実現に向かっている状態のこと。
      D&I推進、働き方改革すること。
■10期メンバー代表 : 自分自身のスキル向上ができること。
           先入観を持たないこと。
・ 多様性の視点から豊富な知見が示され、深堀りに成功。大変貴重で有意義な時間を共有できました。


【グループワーク】
10期生が5グループに分かれ、特別講演・トークセッションから様々なヒントを見つけ、「みなさんが考えるWell-Beingはどんなのもですか?」について理解を深め、それぞれがこれから考えたい探求テーマに関する話し合いをしました。


【閉会のご挨拶】
「WE-Net福岡の良い点はネットワークができること。自己肯定感の向上は、経験値を増やすこと。これからのキャリアは学び続けること。」と温かいエールが送られました。
そして、「今後も全員でしっかりと議論していってほしい。第一回定例会大変お疲れさまでした。」 と高山副代表より今後の活動応援と労いのお言葉をいただきました。


【編集後記】
~ 第1回定例会準備委員より 定例会を終えて ~                                   何もないところから手探り状態で始めた定例会の企画でしたが、本日なんとか形になり、胸をなでおろしているところです。各々準備委員が責任感を持って取り組み、幾度も打ち合わせを重ねた結果だと思います。このメンバーに出会えたことに感謝。これからWE-Net福岡の活動を通して、皆様方と語りながら共に学び成長していきたいと考えます。               10期生の活動は始まったばかりです。引き続き10期生の活動に皆様のご支援、ご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
末尾になりましたが、今回会場提供していただいた九経連の皆様に、心より感謝申し上げます。