【開催報告】女性管理職ネットワーク「WE-Net福岡」10期生 第3回定例会(2024/3/8)
【日時】2024年3月8日(金)14時~17時
【場所】電気ビル共創館6階(九経連会議室)
【出席者】56名(10期生 23名)
【内容】
1.開会の挨拶 副代表 髙山健司様
2.各チーム探求テーマに基づく最終発表
3.グループワーク ~活動を終えて~
4.講評
5.閉会の挨拶 代表 高見真智子様
遂に第4回定例会、最終報告の日がやってきました。今年度は10期生が上司や同僚、後輩など自分たちの想いを続けたい方をオブザーバーとして招待することにしました。オンラインも含め、20名以上の方にご参加いただき、会場内も熱気ある中で定例会を開催することができました。
今年度は全4回の定例会を全てリアル開催で行ったこともあり、10期生のチームワークは抜群。和気あいあいと第4回定例会を進めることができました。各チーム内の打ち合わせはオンラインが中心でしたが、実際に顔を合わせて話をすることで分かり合えること、絆が深まることを改めて感じる1年間となりました。
We-net副代表 髙山様の開会の挨拶で定例会がスタート。3月8日は「国際女性デー」ということもあり、ミモザを用意してくださいました。(中々販売しているお店がなく、伊都彩々まで足を運んでくださったとのことです。)とても華やかな雰囲気の中、「自組織のみに目を向けるのではなく、社会の課題にも目を向けてほしい。そしてスピード感を持って行動してほしい」というお話を頂戴しました。
<最終発表>
- 第一発表 性別②チーム
Well-beingの実現を男性育休の視点から考察。男性育休の取得は「命を守るため」の行動であり、経営者・従業員・人事関係者の3つの立場それぞれのフローチャートを共有。各自組織に持ち帰り、実践できる提案を行いました - 第二発表 年齢②チーム
Well-beingの実現を60歳以上の働き方にフォーカスし、議論を深めました。「モチベーション維持の仕組み」と「心身の健康維持」をキーワードに、各メンバーが実施していくことを提言としました - 第三発表 性別①チーム
Well-beingの実現を「ジェンダーバイアス」を切り口に議論。私たち女性は心のどこかで男性が優遇されている現状を受け入れているのでは?という疑問を掲げ、変えることのできないこと(性別)ではなく、自己決定できることを大切にしていきたいというメッセージを発信しました - 第四発表 価値観チーム
私たちの身の回りに溢れている価値観の違いから来る「もやもや」を整理、障害者雇用の好事例も紹介しました。意見の重なった部分だけを受け入れる多様性から、異なる部分を融合させる多様性へと一歩先の多様性の重要性を訴えかけました - 第五発表 年齢①チーム
中間発表の際のテーマから大きく方向転換。そもそもWell-beingの実現に必要な条件とは…という根本に向き合いました。何かしら不調は感じているものの、病院は受診しない人が大半だという現実を打破するには、互いを認め合える「大人メンタル」の重要性を投げかけました
<グループワーク~活動を終えて~>
オブザーバーの皆様にもご参加頂き、各チームで今後どう行動していくか?について議論しました。「思いや考えを持つだけではなく、きちんと相手に声に出して伝えることの重要性を再確認した」「考え方の違いに対し、融合するまで向き合うには相当な覚悟が必要でその覚悟を持たなければならない」といったコメントが出ました。
また、「職場内に色々な考え方のメンバーがいて苦労している。意識していることがあれば教えて欲しい」という相談に対し、「分かり合えないことは、まず相手が何を考えているのか想像してみる。そして、実際はどうなのか直接相手に聞いてみる。わからなければ確認する。そうやって考え方の距離を縮めていく」というアドバイスもでました。
同じような悩みを抱える仲間だからこそ共感できるグループワークになったと思っています。
<講評>
九経連 田中様・We-net前代表 久留様・We-net代表 高見様より講評を頂きました。
田中様からは「台湾や香港に視察に行った際、アテンド側の半数は女性であった。しかしながら経団連、九経連ともに大半は男性であり、国際社会の中での日本の現状に危機感を覚えた。是非皆さんも自ら手を挙げ活躍して頂きたい」というお言葉を頂きました。
10年間We-netの活動を見守って来られた久留様からは「第一回定例会からの各チームの成長、精度アップに驚いた。これからもこのネットワークを大切にしてほしい」とお言葉を頂きました。
高見様からは「節目となる10期生がWell-beingというテーマを掲げたことに意味を感じる。自分たちだけでなく、社会を、チームを幸せな状態に保つにはどうすべきなのかをこれからも一緒に考えていきたい」というお話を頂戴しました。
10期生の活動は今回の定例会で終了となりますが、この活動で培ったリーダーシップや経験、人脈を活かし、自分も、自組織も、ひいては社会もWell-beingな状態へ仲間と一緒に導いていけるよう精進していきます。
最後になりましたが、事務局の皆様、九経連の皆様、OGの皆様、この度は私たち10期生にこのような貴重な機会を頂き本当にありがとうございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。